Trae AI IDE、ユーザー数600万人に到達、ワークツリーと自動化機能を追加

6/9/2026

Trae AI IDE、ユーザー数600万人を突破――Worktreeおよび自動化機能をリリース

サンフランシスコ — ByteDanceが提供する無料のAIネイティブ統合開発環境(IDE)「Trae」は、2026年第2四半期にユーザー数600万人を突破しました。これは急激な競争が続くAIコーディングアシスタント市場における重要なマイルストーンとなります。この成長に合わせて、同プラットフォームはバージョンv3.5.61-62をリリースし、Worktree、Voice Discussion、高度な自動化(Automation)機能など、強力な新機能を導入しました。

既存の開発環境に対する無料の代替手段としてローンチされたTraeは、AIをコアとなるワークフローに深く統合することで、開発者から急速に支持を集めてきました。今回のアップデートは、複雑でマルチタスク化された開発ニーズに対応することで、その勢いをさらに確固たるものにする狙いがあります。

今回の目玉機能であるWorktreeは、開発者から強く要望されていた機能です。リポジトリを個別にクローンすることなく、複数のブランチを管理し、並行するタスクに同時に取り組むことが可能になります。また、これに合わせて新しいAutomationスイートが導入されました。これにより、開発者はIDE内で直接、ボイラープレートコードの生成や自動テストパイプラインといった反復作業を処理するための、AI駆動のカスタムワークフローを構築できるようになります。

コラボレーションとコミュニケーション面でもアップグレードが図られました。ペアプログラミングの相手やチームメンバーが、自然な音声コマンドを使用してAIエージェントや互いにやり取りできる「Voice Discussion」が追加されました。さらに、Model Context Protocol(MCP)の公式統合により拡張性も強化され、IDEと外部データソースやサードパーティの開発者ツールをシームレスに連携させることが可能になりました。

AIモデル面においては、TraeはAIハードウェアサポートの拡大を続けています。v3.5.61-62アップデートでは最新のKimi K2.5およびK2.6モデルが統合されており、開発者は初期設定なしで、より高度な推論およびコード生成機能をすぐに利用できるようになります。

Traeの広報担当者は次のように述べています。「ユーザー数600万人の突破は、強力なAIネイティブ開発ツールを無料で誰もが利用できるようにするという、私たちのビジョンが正しかったことを証明しています。WorktreeやAutomationの導入により、私たちは単なるコード生成の枠を超え、開発ライフサイクル全体を管理するインテリジェントな環境を提供するようになります。」

v3.5.61-62アップデートは、すべてのTraeユーザーが今すぐ利用可能です。